※本記事は情報提供を目的としており、投資・資産運用の勧誘を行うものではありません。
投資は元本割れのリスクがあり、判断・運用はご自身の責任において行ってください。
「新NISAって聞くけど、何から始めればいいの?」
そう思いながら、何ヶ月も手を動かせていない。
そんな人に向けて書いた記事です。
この記事でわかること:
- 新NISAの仕組みと旧NISAから変わったこと
- 初心者がどの証券会社を選ぶべきか
- 口座開設から積立設定まで5ステップの手順
- 最初に何を買えばいいか
難しい知識は必要ありません。
スマホさえあれば、最短2週間で始められます。
新NISAとは?旧NISAから何が変わったか【3分でわかる】
新NISAは2024年1月から始まった投資の非課税制度です。
通常、株や投資信託で得た利益には約20%の税金がかかります。
新NISAの口座内で運用した利益には、この税金がかかりません。
「投資で10万円増えた」という場合、通常なら約2万円が税金で消えます。
新NISAなら10万円まるごと手元に残ります。
旧NISAとの5つの違い
| 比較軸 | 旧NISA(2023年まで) | 新NISA(2024年〜) |
|---|---|---|
| 年間投資枠 | 一般:120万円 または つみたて:40万円(選択制) | つみたて:120万円+成長投資:240万円(併用可) |
| 非課税保有期間 | 一般:5年間、つみたて:20年間 | 無期限 |
| 非課税保有限度額 | 最大600万円 | 1,800万円 |
| 売却後の枠 | 復活しない | 翌年に復活 |
| 旧NISAとの関係 | — | 別枠として利用可能 |
出典:金融庁「NISAの概要」(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html)
2024年から始まった新NISAの3つのポイント
①非課税期間が無期限になった
旧NISAは20年で終わりでした。
新NISAは期限なく持ち続けられます。
長期投資との相性が格段に上がっています。
②年間360万円まで投資できる
「つみたて投資枠(120万円)」と
「成長投資枠(240万円)」を両方使えます。
年間合計で最大360万円が非課税の対象です。
③売却後に枠が復活する
旧NISAは一度使った枠は消えていました。
新NISAは売却した翌年に枠が戻ってきます。
ライフイベントに合わせた柔軟な運用が可能です。
新NISA口座の選び方【ネット証券3社を比較】
口座は一人1つしか開設できません。
慎重に選ぶ必要がありますが、実は選択肢は絞られています。
初心者には手数料が無料・使いやすい・ポイントが貯まる
この3点を満たすネット証券がおすすめです。
SBI証券・楽天証券・松井証券の比較表
| 証券会社 | 積立手数料 | 取扱ファンド数 | ポイント | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| SBI証券 | 0円 | 業界最多水準(250本以上) | Vポイント・Pontaなど | 幅広い選択肢が欲しい人 |
| 楽天証券 | 0円 | 200本以上 | 楽天ポイント | 楽天経済圏を使っている人 |
| 松井証券 | 0円 | 180本以上 | 松井証券ポイント | サポート重視・初心者 |
※取扱ファンド数・ポイント還元率は変更の可能性があります。
最新情報は各社公式サイトをご確認ください。
30代の会社員に向いているのはどれか
楽天カードや楽天銀行を使っているなら → 楽天証券
楽天ポイントで投資信託を積み立てられます。
普段の買い物がそのまま投資につながる設計です。
特にこだわりがなければ → SBI証券
口座数・取扱ファンド数ともに業界トップクラスです。
クレカ積立(三井住友カード)でVポイントが貯まります。
初めての投資が不安・サポートを受けたい → 松井証券
電話・チャットのサポート体制が充実しています。
初心者向けの解説コンテンツも豊富です。
どれを選んでも手数料はほぼ変わりません。
「使っているサービスとの相性」で選ぶのが実用的です。
より詳しい比較は ネット証券 おすすめ比較ランキング で解説しています。
【図解】新NISA口座開設の手順・5ステップ
スマホだけで完結します。
目安は申し込みから口座開設まで1〜2週間です。
STEP 1 証券会社を選ぶ
上記の比較表を参考に1社に絞ります。
楽天・SBI・松井のどれかであれば失敗はありません。
STEP 2 口座開設を申し込む
証券会社のアプリまたはWebサイトから申し込みます。
必要なもの
– マイナンバーカード(または通知カード+運転免許証)
– メールアドレス
– 銀行口座番号(入金用)
メールアドレスを登録→基本情報を入力→本人確認書類のアップロード。
この流れで10〜15分ほどで申し込み完了です。
STEP 3 マイナンバーカードで本人確認
スマホカメラでマイナンバーカードを撮影します。
表面・裏面・本人顔写真を撮影して送信します。
マイナンバーカードを持っていない場合:
通知カード+運転免許証またはパスポートでも対応できます。
STEP 4 NISA口座の開設設定
証券総合口座が開設されたら、
続けてNISA口座の申請を行います。
税務署での確認作業があるため、
証券口座開設からさらに1〜2週間かかります。
「NISA口座開設完了」のメールが届いたら準備完了です。
STEP 5 入金・積立設定をする
銀行口座から証券口座に入金します。
月々の積立額と購入するファンドを設定すれば完了です。
一度設定すると、毎月自動で積立が続きます。
設定後は基本的に放置でOKです。
初心者が新NISAで最初に買う商品の選び方
口座が開けたら何を買えばいいか。
これが最後の壁です。
結論から言うと、初心者はインデックスファンドの積立一択でよいです。
つみたて投資枠 vs 成長投資枠の使い分け
| つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
|---|---|---|
| 年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
| 対象商品 | 金融庁が選んだ積立向けファンド | 株式・投資信託・ETFなど |
| 向いている人 | 初心者・積立重視 | ある程度投資経験がある人 |
初心者は「つみたて投資枠」から始めるのが無難です。
金融庁が基準を設けて選んだファンドのみが対象です。
手数料の高い商品や、短期売買向きの商品は除外されています。
初心者が選びやすいインデックスファンドの見方
インデックスファンドとは、
「日経平均」や「S&P500」などの指数に連動する投資信託です。
プロが銘柄を選ぶのではなく、指数に機械的に連動するため
手数料(信託報酬)が低いという特徴があります。
商品を選ぶときに確認すること:
- 信託報酬が年0.1〜0.2%以下であること
- 純資産残高が大きく、増加傾向にあること
- 設定から5年以上経過した実績があること
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は
これらの基準を満たす代表的な商品として知られています。
特定の商品の購入を推奨するものではありません。
最終的な判断はご自身でお願いします。
月いくら積み立てればいい?手取り別シミュレーション
「いくら積み立てるか」は生活費を圧迫しない範囲で決めます。
目安として:手取りの10〜15%を投資に回すことが一般的に言われています。
| 手取り月収 | 投資目安(10%) | 投資目安(15%) |
|---|---|---|
| 20万円 | 2万円 | 3万円 |
| 25万円 | 2.5万円 | 3.75万円 |
| 30万円 | 3万円 | 4.5万円 |
まずは月1万円から始めて、慣れたら増やすという進め方が現実的です。
少額でも「継続する習慣」をつくることが最初の目標です。
詳しい家計管理の考え方は 手取り30万の理想的な家計管理と貯蓄率 も参考にしてください。
新NISAの注意点とよくある失敗
「始める前に知っておけばよかった」という落とし穴があります。
正直に書いておきます。
元本割れのリスクはある
新NISAは税制優遇の制度であり、
「損をしない保証」ではありません。
市場が下落すれば、積み立てた金額を下回る局面があります。
特に始めたばかりの時期は一時的な下落が気になりやすいです。
長期保有を前提に、短期の値動きに惑わされないことが大切です。
非課税枠を使い切ろうとして無理しない
年間360万円の枠があるからといって、
無理して投資額を増やす必要はありません。
生活費・緊急予備費(最低3〜6ヶ月分)を確保したうえで、
余裕資金を投資に回すのが基本です。
家計が苦しい状態で投資を続けると、
値下がり時に精神的なストレスが大きくなります。
途中で売却した場合の枠の扱い
新NISAは売却すると翌年に枠が復活します。
ただし、当年中には復活しません。
「売って買い直す」ことは可能ですが、
タイミングを読もうとすると判断が難しくなります。
基本は「買って持ち続ける」スタンスが合っています。
iDeCoとどちらを先に始めるべきか
「iDeCoも気になるけど、どちらから始めるか」という疑問は多いです。
結論:新NISAを先に始めるのが一般的な考え方です。
新NISAを先に始めるべき理由
iDeCoは原則60歳まで引き出せません。
ライフイベント(転職・住宅購入・育児など)への対応が難しくなります。
新NISAはいつでも引き出せます。
資金の柔軟性が圧倒的に高いです。
また、iDeCoには加入できる上限拠出額があり、
会社員の場合は月2.3万円(企業年金なし)など条件によって異なります。
まずは新NISAで投資の習慣をつくり、
余裕ができたらiDeCoを検討するという順番がシンプルです。
iDeCoも活用したい場合の考え方
新NISAとiDeCoは併用できます。
iDeCoの最大のメリットは「掛金が全額所得控除になること」です。
節税効果を重視する場合は、新NISAと並行して検討する価値があります。
iDeCoと新NISAの比較については iDeCoと新NISAどちらを優先すべきか で詳しく解説しています。
ネット証券おすすめ比較を見る→(PR)
よくある質問(FAQ)
Q. 新NISAはいくらから始められますか?
証券会社によって異なりますが、多くは月100円から始められます。
まずは少額でスタートして、慣れてから積立額を増やすのが現実的です。
Q. 会社員でも新NISAに加入できますか?
はい、加入できます。
勤め先での手続きは不要で、個人で証券会社に申し込むだけです。
Q. 新NISAの口座は複数持てますか?
持てません。
一人につき一つの金融機関でしか口座を開設できません。
証券会社を変えたい場合は、廃止手続きをしてから別の金融機関で開設します。
Q. 積立をやめたくなったらどうすればいいですか?
いつでも積立を停止できます。
停止しても口座は維持され、保有中のファンドは非課税のまま残ります。
Q. 転職・退職しても新NISAは続けられますか?
続けられます。
新NISAは個人の口座のため、勤め先が変わっても影響ありません。
Q. 新NISAで損した場合、損益通算できますか?
できません。
新NISA口座での損失は、課税口座の利益と通算できないのがデメリットです。
損が出た場合は売却を急がず、回復を待つ選択肢を持っておくことが大切です。
まとめ:今日から3ステップで新NISAをスタートしよう
新NISAを始める流れをおさらいします。
- 証券会社を1社決める(楽天・SBI・松井のどれかで問題なし)
- 口座を開設する(スマホで10〜15分・2週間で開設完了)
- 月1万円からインデックスファンドを積立設定する
この3ステップで始められます。
投資の勉強が完璧になるまで待つ必要はありません。
始めながら学ぶほうが、理解が圧倒的に早くなります。
どの証券会社を選ぶか迷っている場合は、
以下の比較記事で詳しく解説しています。
また、副収入も含めて資産形成を考えている方は
副収入で資産1,000万円を達成する方法 も参考にしてみてください。
※本記事の情報は公開時点のものです。制度・手数料・キャンペーン情報は変更される場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトおよび金融庁ウェブサイトでご確認ください。
※確認日:2026年6月6日